歩くの大好き!

 ヒアルロン酸が枯れるまで

2006.06.15[木] 世田谷線散歩 -1 豪徳寺


東京に住んで20年ぐらい経つのに、世田谷線童貞だった。
世田谷線は東急田園都市線の三軒茶屋駅と京王線の下高井戸駅を結ぶ延長たった5kmの路線だ。

関東の鉄道は、JR山手線(環状線)を中心に放射状に路線(小田急、京急、京王、西武など)が延びている。
この放射線とは別に、山手線の同心円状にJR南武線、武蔵野線などがあり、一種、世田谷線はこの同心円状の路線にあたるのだが、ボクにとって乗る理由がなかった。
世田谷線と放射線が交わる駅は、東急の三軒茶屋駅、小田急の豪徳寺駅、京王線の下高井戸駅だが、三軒茶屋はキャロットタワーができる前に数回行っだけで、その後縁が無く、他の駅は全く縁がない。

仕事がコトの外早く終わったので、世田谷線に乗ることを目的に豪徳寺で降りた。
まず遅い昼食をとったのだが、ここで持ち歩いている「大人の遠足BOOK 江戸ウォーキング」という本を開いたのが運のつき。
豪徳寺から三軒茶屋まで歩くコースが載っていた。
ゾウさんも好きだけどキリンさんはもっと好き。
電車も好きだけど、歩くのはもっと好き。
歩くことにした。

豪徳寺へ。
「大人の遠足BOOK 江戸ウォーキング」のコースは意図不明な場合があるのだが、この豪徳寺駅から豪徳寺に行くコースもわざと豪徳寺を大回りさせるのだ。
おかげで、豪徳寺の閉鎖性を充分に味わえたのだが、1箇所の入口以外に一般人が入れる場所がない。


やっと門を見つけても閉門。

なかなか入口が見つからないので、もったいぶりやがって!豪徳寺でなく、強欲寺じゃないのか?とも思ったが、やっと辿り着いた豪徳寺は素晴らしいお寺だった。






さすが、ぐるりと廻るのにそこそこ時間がかかった分、広い広い。
木々もワサワサ。
コケむす状況を見ても歴史がビンビン感じられる。
一歩外に出れば、世田谷らしい区画の整理されていないゴチャゴチャした街並みなのに…
豪徳寺周辺は、三叉路とか五叉路とか平気である。当然三角形の宅地もある。
しかし、世田谷はこれでいいのだ。
変に区画が整理されて、自動車が走りやすい街になってしまったら、通過交通がバンバン入って来て、静寂が消えてしまう。

入口の門に「青梅あります」とあった。
敷地奥の社務所(?)で売ってるみたい。
どのくらいの量か知らんけど、350円だった。
梅酒は好きだけど、自分で漬けることは一生ないと思う。








この三重の塔はできたばかりっていうか、中はまだ工事中。







招き猫。招福。
歴史の足跡 豪徳寺」に詳しい。
名物らしく、ひつこく写真を撮っている人がいた。
一説には、豪徳寺が招き猫発祥の地とされてるらしい。


お堂の中を見ると、招き猫が鎮座していた。
左下の猫は、一億円の小判(大判?)を持ってる。

奥の墓所に向う。




奥にある墓所にある墓石は面白い形のモノが多い。
彦根藩士日下部三郎右衛門か書道家の日下部鳴鶴か他の日下部(くさかべ)さんか知らんけど、たくさん骨が入りそうな墓石があった。
中学の時の英語の先生が日下部という名前で、この先生を思い出した。
なんで、先生の名前がクサカベと言うか知っとるか?
昔、日本人には苗字が無かったったい。
先生の先祖が名前を付けてもらおうと、お寺に行ったげな。
お坊さんが考えている間、先生の先祖が屁をこいた。
お坊さんは、「臭か屁〜」と言った。
それで先生の名前は、クサカヘになったったい。
…教えてもらった英語は覚えてないけど、そういった雑談ばかり覚えている。
しかし、この説では、日下部家は博多弁かそれに類する九州地方の出身ということになるが、「日下部氏出自について」や「海人の国 日下部氏」を読むとケッコーな血筋のようだ。






井伊直弼(いい なおすけ)の墓石。この豪徳寺は、井伊氏の菩提寺なのだ。

井伊直弼は…
 江戸時代の彦根藩藩主、幕府大老。
 尊王志士達から憎まれ、「井伊の赤鬼」といわれた。
 安政の大獄により多数の志士を粛清した。
 水戸藩浪士により、江戸城桜田門付近で暗殺された。(桜田門外の変)

井伊直弼に関する話で、知らなかったのだけど、彦根市と水戸市は、明治百年を契機に歴史的わだかまりを超え、1968年に「親善都市」提携を行ったそうだ。
同じような話がある。
ボクの先祖に関してはまだ研究中なのだが、下関に行って来たということをある人に話したところ、その人は勘違いして、ボクが長州出身だと思ったらしく、「そのことはS部長に言わない方がいいぞ。」と忠告されたことがある。S部長は会津若松出身なのだ。
昔の話だろう?と言う人も多いだろうけど、未だに根に持っている人もいるらしい。


墓所の掃除をしてたお母さん。動かしてみた。
豪徳寺
いやいや、豪徳寺駅といえば、急行に乗っているボクにとっては通過してしまうだけの駅だったのだけど、その駅名の由来の寺は素晴らしかった。
しかし、豪徳寺から連絡する世田谷線の駅名はなぜか「山下駅」なのだ。ワケについては、またいつか調べてみんといかん。

豪徳寺の門の写真を撮っていたら、「にゃ〜にゃ〜」と鳴く猫がいた。
かまわず、写真を撮りながら、「はい〜」「はい〜」と応えていたら、寄って来た。
シッポがカギというか、グチャグチャに曲がっている猫で、首輪は無かった。
すり寄って来た。
ズボンが毛だらけになった。
ボクは、女の子と、動物に対しては、しゃべるコトバが女性モードになってしまう。(←バカにしてる連中には「てめぇ!殺すぞ!こら!」と言ってしまうこともあるのに… ごめんね。YK社長。HRさん。)
この猫に対しても、「あなたが食べるようなモノは持ってないのよ。」と声をかけてしまった。
その時自転車で横を通り過ぎた女性がいたから、聞かれてしまったか?と少し恥ずかしくなった。
この風体で、オカマだったら、クロちゃんと一緒だ。
首から背中をかいてやると喜んだ。
お尻をかいてやると怒った。
腰あたりをかいてやると、脚をぴ〜んと伸ばした。
面白かったので、何度か腰をかいてやって、脚を伸ばすのを見て、何度かお尻をかいて、怒られた。
相当、暇だったのか、何度も「かけ」と言うのだけど、キリがないのでやめた。
後から思うと、招き猫のお寺に現れた猫。
あなたはボクに福を持って来たんでしょ?
知ってるよ。
LOTO6買えってことでしょ?
この後にちゃんと買いましたよ。
金曜日からボクの人生が変わるんでしょ?
ありがとうね。その時にはまた逢いに行くよ。



Comment

2006.06.22 Thu 13:57  

ここは、私も行きました。
あまりの運の無さに・・・(笑)

ちなみに、LOTO6はどうでしたでしょうか?
猫に餌を上げて、おまえも恩を知っているなら返してくれよ。と言ったら、莫大な金額があたったのでは?!
豪徳寺の和尚さんは貧乏な時に、自分の食事を毎回分け与えていて、先のような言葉を投げかけて恩に報いたそうです。

しかし、この猫のあっけらかーんとした股開きには参りますね(笑)

2006.06.22 Thu 22:58  

あらあら。ボクもネコも忘れているようで、今週頭に記帳した時には残高が増えてなかったなぁ。
梅雨でネコの調子が悪いのかも。
近いうちにクレームつけに行くかな?(笑)
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清明

  • Author:清明
  • プロの歩行者。
    ハイハイをやめてから現在に至るまで歩きっぱなし。
    「本業は何ですか?」と聞かれることが多い。
    答えは時期と気分で異なる。
    貧乏人でもできる“遊んで暮らす”ことを実践中。

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