歩くの大好き!

Category : 甲信越を歩いた -山梨県・長野県・新潟県

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2007.09.04[火] Fuji-10◆ 富士山下山


雲の上を歩けそうでしょ?
山頂の道は雲の上へとつながっていて、どこまでも望むトコロに行けるんだよ。
夢の向こうにも行けるんだよ。


…真に受けて落ちて死ね!
夢見心地で数人死ね!(小さいながらも力強い声で)

しかし、ラピュタの世界やね。





砂走りと呼ばれるごとく、砂と礫と石ころの下り坂。
何しろ、寝不足だし、疲れているし、ジジイだし、で目がかすんでいたので、足元にピントが合わない。
石ころを踏むと、足が滑り、バランスが崩れる。
砂の部分は、足が埋まる。
まっすぐ下りると、加速が付くし、ヒザに負担がかかる。
靴に小石が入れば痛い。 富士に慣れている人は、スパッツを履く理由がよく分かる。
つづら折りの同じ道が何度も何度も続く。

足は疲れるし、ホント飽きた。
登り道も罰ゲームだと思ったけど、下りの方がもっと辛かった。
ツアーで来ているオバちゃんは、途中でヒザの限界が来て、同行のガイドの人にクレームを付けていた。

登りは、願い事を叶えてくれるなら…
ラミパス、ラミパス、ルルルルル~、この坂道をエスカレーターにしておくれ。
…とお願いしたかったけど、下りは…
テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、坂道を終わらせてくださいな。
…と魔法の種類が古くなるのも気にせずに、神様にお願いしたかった。



八合目の山小屋かな?


この砂走りを考えるとやっぱり…
トレッキングシューズなど底が厚く、ハイカットの靴。
ヒザへの負担を減らすためのストック。
砂埃が鼻や口に入るのを避けるために、花粉用のマスク。
…が必要やな。と思ったよ。


山小屋で作られる食事や売られる商品は、このキャタピラ付きの乗り物で運ぶ。


■ 09:00 七合目


S氏に付き合って下りたせいか、テンションが下がりきっていたせいか、時間掛かり過ぎ。



昨夜、暗くて見えなかった世界です。


もう、ヒザがゲラゲラ笑っているので、下り坂は、後ろを向いて下ります。
上り坂は、足に嬉しい。



ついに五合目のレストハウスが見えて来ました。


■ 10:00 五合目




鼻のと口の中が砂だらけ。
シャワーやお風呂が有れば、すぐに入りたい。

靴を脱いで、日陰でしばらく横になりました。
隣では、女の子が着替えていました。


鬼束ちひろ - 眩暈


先に着いていたG氏とK氏に会えました。
何しろ、朝から何も食べていないので、みんな腹ぺこなのですが、どうせ食事をするなら、富士吉田のうどんを食べようと、富士を下りることにしました。
車中、ボクはモンクばかり言っていました。
日本一、つまらん山だと。
道中、見るものがない。
植物も無いし、鳥の鳴き声もしない。

でも数日経った今は、またいつか別ルートで登ってもいいな、と思っているのです。
SMの世界ですよね。
辛い。 辛いのは間違いないのですが、あの頂上の景色をまた見たいと思うのです。
後日、打ち上げがあったのですが、今度は静岡側から登ろうということになりました。


終わり


悲しみの果て - エレファントカシマシ
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2007.09.04[火] Fuji-9◆ 富士山頂上




頂上の山小屋です。
風が強くて寒い。 エクスペンセボーな缶入りの甘酒が次々に売れていました。


さらに小高い丘があります。


■ 05:40 火口



方や火口。
風が強くて近寄るのが怖いのです。
安いヅラだったら飛んでいきそうです。


方や雲海。

たまに会う右翼のお偉いさんは、子供が生まれる時、名前を何にしようと富士に登り、この雲海を見て、男だったら「雲海」、女だったら「雲子」にしようと決めたと言っていましたが、幸運にも女の子は生まれず、「雲海」になったという話を思い出しました。
雲海君は立派に育ち、ヤクザになりました。




丘の上にも鳥居。
鳥居にも鈴が付いていますが、足元にもたくさんの鈴が落ちていました。
修験の歴史があるとはいえ、鈴は土には成らんだろうに。


丘の上から振り返ると、先ほど居た山小屋と雲海。
殺風景です。

「お鉢周り」が富士登山の醍醐味、と断言する人もいますが、風が強いし、気力に余裕が無く、4分の一ぐらい歩いて止めました。
さて、ここでクイズです。
お鉢周りの道中も起伏があり、今は無きレーダードームの一角に日本最高峰はありますが、その最高峰は、山梨県でしょうか、静岡県でしょうか?

プ… プ… プ… プ…
ぶ~~!
残念でした。
八合目以上は、山梨県でも静岡県でもないそうです。

ん?それぞれの県の面積はどうやって算出しているのかしら?


風が強く寒いせいか、せっかく数時間かけて登ったというのに、多くの人たちはすぐに下りてしまうのです。
たしかに、やることもないのですが…


この後、先発隊のくせにご来光に間に合わなかったG氏とS氏に無事会えました。

知識はあったのですが、携帯電話の電池の減り方はスゴイです。
途中、電源を切ったりしたにもかかわらず、au は頂上で一通メールを送ったトコロでエンプティー。
どうやって他の人に会えばいいのか、すこし焦りました。
結果的には見つけてもらったのですが…


ちなみに、インターネットで、富士山における携帯電話の電波の状況は…
SoftBank > DoCoMo > au
…という情報を得ていたのですが、河口湖側では…
SoftBank 6-2 > DoCoMo > au > SoftBank 3G
…という感じで、SoftBank 3G の僻地での弱さを再確認しました。



もののけ姫 - 久石譲


つづく

2007.09.02[日] Fuji-8◆ ご来光


頂上直前ですが、想像される頂上の混雑ぶりを考えると、頂上に登ってしまわない方が利口なのでは?と判断し、鳥居近辺でご来光を待つことにした。



もう、空は明るくなっていますが、ご来光はまだです。
人はまだまだ登って来ています。





自転車を担いで登る外国人もいます。
盲導犬連れの人もいます。 犬は長時間歩くのには向いていないので、犬がかわいそうに思います。

みんなハイテンションです。
白人系はアチコチで奇声を上げています。
富士山でご来光を見るというのはお祭りなんだな、と思いました。


ボクは狛犬の山側にある小段に陣取ったのですが、周りも徐々に陣取る人たちでいっぱいになってきます。


■ 05:10 ご来光



いよいよ、太陽が昇って来ました。
一時期は時間的に無理だとも覚悟していたので、太陽が出た時には感極まり、涙がポロポロ流れました。



旭日旗を翻し、大声を上げたいぐらいの気分。

日いずる国の男子として生まれてよかった。

ずっとずっと、涙がポロポロ流れます。


十分に涙を流し、頂上に上がりました。 案の定、人でいっぱいです。
周りも笑顔です。


ご来光に見とれる間、頭の中はこの曲が流れていました。

久石譲 - 風の谷のナウシカ(風の伝説)


つづく

2007.09.02[日] Fuji-7◆ 本八合目から頂上手前

■ 02:00 トモエ館(本八合目)

本八合目
本八合目
富士山には、「八合目」と「本八合目」があるのです。
八合目から本八合目までは、標準所要時間が80分ということなので、そんなに近くないのです。
9.5合目があるんだから、数字を振り直した方がいいと思うんだけど?

本八合目
本八合目
本八合目
半袖半ズボンでスタートしたボクも、この辺りまでに長ズボンと長袖シャツ、そしてウィンドウブレイカーを着ています。
気温も低いのですが、風が強いのです。
休むと体温が下がり、歩きたくなくなります。

本八合目
本八合目
ルートが交差するのか、山小屋で休んでいた人が出て来るのか分からないけれど、人口密度が上がっています。って言うか、大渋滞です。
明かりはヘッドライトです。


■ 02:30 御来光館(本八合目)

本八合目
山頂までは最後の山小屋です。

頂上手前
頂上手前
すごい大渋滞で、少し進んでは止まるといった具合で、楽なんだけど、ご来光までに頂上に着かないのでは?という焦りが出てきます。
曲がり角の広いスペースなどでは、動かない人もいます。


■ 04:00 渋滞中

後ろから、富士登山に慣れているであろうオジさんの声がかかります。
  がんばれ~! 
  あともう少し! 
  まだ日の出までには50分ある!
  4列にでも5列にでもなっていいよ!
  行ける人はドンドン先に行って!
  がんばれ~!

もう、本当は足も上がらないのですが、行けと言われれば行くさ。
モウローとしながら、息を切らしながら、這うように進みます。


■ 04:50 頂上直前

頂上手前
頂上手前
一対の狛犬と鳥居が見えて来ました。 もう頂上直前です。
太陽が見えてしまうのでは? と焦りの連続でした。


つづく

2007.09.02[日] Fuji-6◆ 五合目から八合目

五合目から六合目
五合目を出発して、しばらくは下り坂なのです。
何の予備知識もないので不安になりながら歩きました。
やっと案内看板を見つけて安心しました。

五合目から六合目
派出所? 六合目にある安全指導センターでした。
この時は、まだヘッドランプを手に持って歩いていました。
急いで登ると高山病になると聞いていたので、意識的にペースを抑えて歩きました。


■ 21:20 日出館(七合目)

七合目
木など遮るモノがない山なので、これから向かう上方の状況はなんとなく見えます。
光が連なっているので何だろう?と思っていたら、七合目から始まる山小屋の明かりでした。
五合目から七合目の標準的所用時間は休憩無しで 105分なので、少し早めのペースなのか?


■ 21:40 富士一館(七合目)

七合目
山小屋の前にはベンチがあって、腰を下ろして休めます。
ありがたや。

山小屋は休憩や睡眠もとれるのですが、杖に焼き印を押してもいます。 200円が多いですが、未確認ながら200~400円らしいです。
記念スタンプみたいなもんで、焼き印という存在が外国人には受けているのでしょう。逆に言うと日本人には 200円の価値が無いのか、老人はよく印を付けていますが、若い人はあまり付けていなかったような…
なにしろ、ボクが登っている河口湖側の吉田口ルートは、途中14カ所の山小屋があるので、全部押すと 2,800円かかる計算です。
山小屋の人も外国人には「stamp?」とよく声をかけます。


七合目から八合目
七合目から八合目
何のこっちゃ? でしょうが、月は出ていても足元は暗いのです。
この頃は既にヘッドランプを頭に付けて歩いていました。 両手が開いていないないと鎖をつかんだりできないからです。
今回思い知ったのは、頭に付けているとはいえ、ヘッドランプの明かりが広がるので、ツバの付いている帽子をかぶってヘッドランプを付けた方が光が気にならなくて、いいな、ということ。

七合目から八合目
七合目から八合目
この辺りで、K氏とは別々に登っています。
ただただ、淡々と登ります。
頭の中は、「つまらん。つまらん。実につまらん!」という愚痴が無限ループしています。


■ 23:20 蓬菜館(八合目)

八合目
八合目
この蓬菜館で、先発隊が泊まっているとのメールが入っていた。

七合目から八合目の標準的所要時間は 100分らしいので、明らかにペースが落ちています。
…というのも、フラフラ状態。
…ということで、自問自答が始まる。
 さて、どうしてボクはフラフラなんでしょう?
  1.酸欠
  2.寝不足
  3.疲労
ピ、ピ、ピ、ピ、ピーン
答え:全部
まあ、今までの登山も「2」と「3」はいつものコトなので、「1」が一番の要因だと思われ、山小屋の畳が見えると、「ああ、あそこで横になれたら、どんなに幸せだろう?」と思うぐらい眠たかった。


■ 00:00 白雲荘(八合目)


外国人も多いのだけど、同じく関西弁も多い。
関西弁のオッサンが杖をアイアンに見立て、スウィングの練習をしてた。
そんなに道幅無いのに。
「おまえ、周りの迷惑気にしろや! この糞!」
疲れているし、つまらないので、イラついています。
相手は3人ぐらいいますけど、ケンカを売りたい気分。 もうしばらくやってませんけど…


■ 00:40 元祖室(八合目)



富士山天満宮とやらが有ったような…


今宵の月のように - エレファントカシマシ


つづく

プロフィール

清明

  • Author:清明
  • プロの歩行者。
    ハイハイをやめてから現在に至るまで歩きっぱなし。
    「本業は何ですか?」と聞かれることが多い。
    答えは時期と気分で異なる。
    貧乏人でもできる“遊んで暮らす”ことを実践中。

ぶつぶつ…

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